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水素でCO2回収を低コスト化する新技術、カーボンリサイクの普及を後押し

名古屋大学の研究グループは2020年6月、水素を利用して火力発電所などの排ガスに含まれる
CO2を回収する技術を開発したと発表した。従来手法より大幅な省エネな回収技術であることが特徴で、CO2を炭素化合物として再利用するカーボンリサイクルへの貢献が期待できるとしている。
従来のCO2回収・利用プロセスは、CO2、窒素、酸素などが混ざった排ガスからCO2のみを回収し、水素と混合することでCO2還元反応を行う。CO2の回収にはアミンなどの吸収液を利用している。だが、吸収液は40度程度でCO2を吸収し、100度超の温度で純CO2を再生するのが一般的で、非常に多くのエネルギーが必要という課題があった。
研究グループは今回、再生塔に水素を直接供給するH2ストリッピング再生技術を開発これはCO2の分離回収を行う再生塔内のCO2分圧を下げることで、液相から気相へのCO2の移動を促
進。これによって、CO2を85度の低温で再生することが可能になるという。

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