二段燃焼を用いた都市ガス P021 /水素混合燃焼による NOx 低減

本研究では,都市ガス/空気の予混合渦流火炎燃焼ガス中に水素を投入することで,低酸素濃度場での緩慢燃焼の二段燃焼による NOx 低減について調べる.水素の投入位置とノズル直径が NOx 生成に与える影響を評価した.

Fig.1に渦流火炎燃焼器を示す.内径 74mm の燃焼器に設けた幅 25mm,厚み 3mm の 4 つのスリットから都市ガス/ 空気の混合気を流入し,管状の渦流火炎を形成させた.渦流火炎は燃焼量 Q13A = 4kW,空気比λ = 1.4,1.6,1.8 とした.また,ノズルより水素を供給した.水素の燃焼量は QH2 = 0 – 3kW である.外径 6mm の SUS304 管先端に,内径 d =1 と 2mm のノズルを設けた.ノズル先端は,燃焼器底面の z =0mm と 145mm の 2 カ所とした.燃焼器には長さ 500mm の石英ガラス管を取り付けた.Fig.1 の”×”の位置でサンプリングし,燃焼ガス成分をガス分析器により測定した.

castage
Author: castage

インフォーメーション
今すぐ公式LINEを友だち追加 メールでのお問い合わせはこちら 電話でのお問い合わせへこちら