新型コロナとの闘いにおいて「神器」と呼ばれた「水素-酸素噴霧器」の設置も、医療・衛生物資展が上海で開催

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上海国際応急医療・衛生物資展が今月15日と16日の2日間にわたって、国家エキシビションセンター(上海)で開催された。同展示会は、新型コロナ対策が常態化する中、世界の医療・衛生物資の需要・供給プラットホームを構築し、世界にむけて中国のハイクオリティで、基準を満たした医療・衛生物資を紹介し、上海や長江デルタ地域の医療・衛生物資関連企業が川上・川下産業の需要と供給のマッチングバランスが乱れているという問題を解決し、中国国内のハイクオリティ製品の海外進出をサポートするのが狙いだ。

今回の展示会における展示面積は計約2万6000平方メートルで、資質の高い企業500社が出展。防疫設備展示エリア、防疫製品展示エリア、原料・補助原料展示エリア、応急救援用品展示エリア、総合サービスエリアの5エリアが設置され、さまざまなタイプのマスク、手袋、防護服、サーモガン、消毒用品のほか、今年の新型コロナとの闘いで重要な役割を果たしている水素-酸素噴霧器、消毒ロボット、PCR検査キットなども展示されている。

5.1館に設けられた上海■美医療科技(■はさんずいに恵)のブースでは、各椅子に、新型コロナとの闘いにおいて「神器」と呼ばれた「水素-酸素噴霧器」が設置されており、見学者数十人が同時にそれを体験できるようになっていた。

同社の林信湧総裁は、「水素-酸素噴霧器は、中国国家衛生健康管理委員会の第七版新型コロナウイルス感染症診療ガイドラインと、第三版重症、危篤型の患者の診療ガイドラインに盛り込まれた。新型コロナ流行期間中、武漢、荊州、広州、深セン、哈爾浜(ハルビン)、斉斉哈爾(チチハル)などの20病院以上で、3000人以上

の治療に使われた」と説明した。

今年2月8日、医療・衛生物資の不足が深刻で、マスクの供給が需要に追い付かない局面において、下着などを生産する工場である上海針織九廠は、生産ラインで生産する商品を、使い捨てマスク(一般用)と防護服、保護服(医療用)に、緊急で切り替えた。

上海針織九廠有限公司のB2B運営部の蘇晟総経理によると、今年5月末の時点で、同社が生産した医療用保護服、防護服は575万セットに達した。また、社会各界に提供した使い捨てマスクは合わせて1億4000万枚に達したという。

上海針織九廠が展示しているオーダーメイドマスクについて、蘇総経理は、「新商品のデジタルプリントしたニットマスク。実際の人の顔の目鼻立ちに合わせ、京劇の隈取などのデザインが採用されている。また、ハイビジョンデジタルプリントを使って、スマホの写真をマスクにプリントすることができ、とてもファッショナブルなマスクを作ることができる」と説明した。

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Author: castage

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