副生塩等の塩類を用いた廃石膏の硫化水素抑制と生物学的安定化への影響

 焼却残渣等の埋立廃棄物には水溶性塩類が大量に含まれ、廃棄物安定化の阻害要因とされている。安定化促進のため塩類の洗い出しが行われると高塩濃度の浸出水が発生し、浸出水処理施設において高塩障害を引き起こす。また、塩濃度の高い処理水が環境中に放流されると周辺の生態系に影響を与え、下流の農地で塩害を引き起こす恐れがある。対策として、脱塩処理装置を導入する浸出水処理施設もあるが、回収される濃縮塩水の用途は少なく、産業廃棄物として処分されている。一方、廃石膏ボードの発生量は今後も増加の一途を辿ると予測されている1)。解体系廃石膏ボードのリサイクルは停滞しており、埋立処分せざるを得ない状況が続いている。廃石膏ボードの埋立処分は硫化水素(H2S)を発生させる恐れがあり、実用的な対策が求められている。廃石膏ボードの H2S 対策として、廃棄物から回収される副生塩等の塩類を活用できないか検討を進めている2)。

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Author: castage

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